さて、本日は射撃でこれが無くては撃てません!という陰のヒーローであるお道具たちをご紹介したいと思います。
まずは身の回り品から…。
サムネイルに写っているのは、上からバイザー、射撃コート、グローブです。
射撃コートは自立できるほど硬い素材で作られていて、ズッシリと重く、これでもかというくらい射手の動きを止めてくれることに貢献します。
あとで片付けようと廊下に放置しておくと、「ずり這いゾンビーーーっっ!!!?」と家族に恐がられますwww
こちらの射撃コートは、通気性が無いので夏は暑く、空気が冷たくなると自分自身も冷えたままでいながら保温性なんてものはないので、冬は寒いという温度にはなんの対抗もできない一品となっております。
それでも10点以上を撃ち続けなければいけない射撃競技にとっては銃の次に大事なアイテムがこちらの射撃コートではないでしょうか。
ちなみにお値段は15万円~25万円ほど・・・。え?これ、初任給の金額ですか?と勘違いするくらい高いです・・・。
さて、人間含め動物というのは心臓が常に動いていますから、完全に静止するということができません。
しかしそんな中でも全身のコントロールをしながら最小限の動きにしていくためには、この射撃コートが欠かせません。
そんな射撃コートですが、実射練習をする前のウォーミングアップでは私はあえてコートを着用しない据銃練習を必ず20分程はやります。
着用すると動きを止めてくれるという便利なものですが、逆に身体からの感覚が鈍くなってしまってどの筋肉が余計な動きをしているのかとか、標的に対する腕の向きはどの方向を向いているのかなどがわかりにくくなってしまうんですね。
だから、自分の素の状態で銃を持ってみて身体のどんなところに力が入っているのか、標的に対する向きはどうなっているのかをしっかり確認してから着るようにしています。
これはバレエでいうところのバレエシューズを履いてのバーレッスンみたいなものでしょうか。
バレリーナはウォーミングアップに必ずバーレッスンをしますよね。
おそらくあれも、しっかり足裏でフロアをつかむ感覚を得てからトゥシューズを履く方が身体のバランスが整うからなのかなーと思っています。違っていたらどなたか教えてくださいw
何事も基礎・基本が大事。昨年射撃を始めたころから常に心掛けてきたことです。
最初は面白くなくて上手くできなくて何度も諦めたくなったものですが、必ず良い結果が出るようになる!!と信じて1年半。
最近の点数を見ていると、やっぱり基礎をしっかり固めておいて良かったなと思えます。けがで休養しても、基礎をしっかり身に着けてさえいれば感覚を取り戻す時間がとても早いんですね。
まだまだ技術的に未熟な部分がたくさんあるので引き続き訓練は必要ですが、きっともっと上手くなれる!!そう信じて今日もトレーニングに励みたいと思います。