REPORT

第37回全日本パラスポーツライフル射撃競技選手権大会出場

2024年11月15日～17日に栃木県ライフル射撃場にて行われた全日本パラ射撃選手権大会に出場してきました。

大阪から栃木県宇都宮市まで車で約8時間・・・何事もなく会場に辿りつけたことに安堵しながら、早速試合モードに心を切り替えました。

私が出場する種目は2つ。11/16にR3（10ｍエアライフル伏射混合）、11/17にR2（10ｍエアライフル立射女子）という順番です。

結果は、R3伏射種目では630.5点で優勝、R2立射種目では606.5点で6位でした。

私は立射種目を非常に得意としていて、この大会で結果を出す事を目標に重点的に立射のためのトレーニングをしてきました。

風邪をひいたりアレルギー症状が出ることも無く体調は万全で、練習量もできる限りはやり、かなりのベストコンディションで臨んだのですが、得意種目で良い結果に辿りつくことができませんでした。

まぁそれでも、初めて出場した昨年より何倍も上達していることを感じて、来年はもっと上手くなってやるんだ！！という気持ちになれたので、今回の結果は自分にとって大切なことだったんだなぁと思います。

昨年7月に自分の銃を所持してその4ケ月後に初めて出場した全日本パラ射撃選手権大会では、伏射は611点だったんです。

試合経験もまだ2度目で、射撃テーブルも間に合わせのものでとりあえず撃つ、みたいな状態でやってましたね・・・。

そこから比べると、海外遠征も経験して少しずつ伏射の練習時間を増やしてきたことで自分の据銃に自信をもつことができるようになり、優勝という結果につながったのかなーと思っています。

それでもやはり立射種目でメダルをとれなかったことがめっちゃくちゃ悔しいので、早速自分の弱点や改善点を見直すべく練習をしています。

今回の試合会場には、ナショナルチームのメンバーが合宿に来られていました。

NTC（ナショナルトレーニングセンター）の事故があった影響で練習場所が使用できなくなったことから、栃木での練習に変更されたそうです。

そして、なんと！！！もちろんナショナルチームのキム・ウーヨン コーチが居られたので、どうしてもお話したくて韓国語でお声がけしてみました！

私は「冬のソナタ」でヨン様にハマって韓国語の勉強をしまして、実は日常会話なら全く問題なく韓国語が話せます。

練習量に対してなかなか良い結果が得られないといった質問に対して、本当に丁寧に説明してくださいました。

一人迷路に迷いこんだ様な状態であった私にとって、一筋の光が見えたような瞬間でしたね。

すぐにでも自主練習で取り入れられそうな内容だったので、帰宅後すぐにウーヨンコーチに言われたことを実践するようにしています。

「もっともっとうまくなりたい、自己ベストを更新し続けたい！！」いつもこんな気持ちにさせてくれる射撃競技。

他のことに目が向かないくらいには射撃にハマってしまっているようです（笑）

今年の大きな試合としてはこの全日本パラをもって終了しました。また来年にはワールドカップが控えています。

次のワールドカップではどの種目でもファイナルに出場してメダルを獲得することを目標に、日々練習を積んでいきたいと思います。

第２８回全日本マスターズライフル射撃選手権大会に出場しました！

2024年11月2日～3日、静岡県藤枝市にあるスポーツ・パル高根の郷で行われた標題大会に出場してきました。

昨年射撃を始めた私は、新人の気持ちでいたので気づかなかったのですが、実はマスターズに参加できる年齢に達している様です(笑)。

パラの試合は年間2，3回程しか無いため、試合経験を積むべく今回初参加してみました。

こちらの大会では、オリ・パラなど関係なく、年齢に応じてクラスが分かれており、それぞれのクラスで表彰がなされます。

私はパラで言うところのR2（10ｍエアライフル立射）とR3（10ｍエアライフル伏射）に申込ました。

9月に能勢で行われた全日社会人大会では、立射しかエントリー種目が無かったため伏射での出場は実に4月のWorldCupチャンウォン大会以来です。

立射の技術習得は非常に時間がかかるため、オリ種目への大会にも参加できる様立射練習にほとんどの時間を割いており、正直伏射はまだまだそんなに良い感覚を得られていなかったので試合当日は本当に緊張しました。

しかし、他の射座を見渡してみると、射手の先輩方が本当に楽しそうに撃っている姿を目の当たりにして一気に緊張が解きほぐれ集中することができ、私が参加したクラスで優勝することができました！

立射では、満足の行く射撃だったかと言われるともちろんたくさんの反省点があるのですが、なによりルーティーンを大切に最後まで諦めることなく粘り強く丁寧に撃つことができたことについては自分をほめてあげたいと思います。順位としては2位でしたが、順位や点数よりも今後につながる良い経験ができました。

2日（土）は多くの地域で大雨警報が発令されるほど藤枝でも豪雨に見舞われたのですが、3日（日）は日差しがジリジリと熱く感じるほどの晴天に恵まれ、無事に帰阪しました。

帰りには念願の「さわやか」に立ち寄って、名物の「げんこつハンバーグ」を食べてみましたよ！いやぁ～美味しかったなぁ～。

スポーツ射撃体験会in大阪をお手伝いして来ました！！

2024年10月27（日）、大阪明星学園で行われた「スポーツ射撃体験会in大阪」に、パラアスリート兼MCとしてお手伝いに行って来ました。

私は車いす生活になる以前から「吉乃もか」名義でMC・ナレーター活動を行っていて、人前でしゃべることが大好きな私にとっては天職だなぁと思いながら仕事していたんです。

そんな中で事故に遭い車いすになってからは思うように仕事をもらうことができず、しゃべるスキルを活かしたいと願い続ける日々でした。

それが射撃仲間からの何気ないお声がけによって今回実現したMCと言うお役目。もしかしたらいつか私のスキルを求めてくれる時が来るかもしれない！と思い、どこへ行っても「しゃべることが得意です！！」と言い続けてきた私。

それが今回ビームライフル体験会という、私が愛する射撃競技でお役に立てることになりワクワクしながら一生懸命カンペの作成を頑張りましたよ！！

一回あたり9人×30分間を9回ということで約80人の方にビームライフル・ビームピストルを体験いただきました。

時間割がなかなかタイトで、終わったら次の組、始まったら次のプログラム・・・とずーーっと短距離走を走りつづけているような目まぐるしさでしたが、参加者さんの楽しそうな笑顔を見ていると、疲れた・・・なんてことは言っていられません！！

もともとテンションの高い私ですが、さらにテンションを上げてみなさまと共に楽しい時間を過ごさせていただきました（絶対うるさかったと思う・・・）。

今回のイベントではアスリートとしての立場で参加してはいたのですが、あまりにしゃべりまくっているので、ただのよくしゃべる司会者だと思われていた様です（笑)。

みなさん、ワタクシ、2023年はWorldCupアルアイン大会、2024年4月にはWorldCupチャンウォン大会に出場してきたレッキとしたアスリートなんです！！まぁ出るだけではダメなんですけどね・・・。結果は今後みなさまに良い報告ができるように日々修練に励みたいと思います！！

今年は「無課金おじさん」などのワードで思いがけず注目を浴びた「ライフル射撃」。

日本でもたくさんの選手が世界の頂を目指してがんばっています。競技人口を増やす事が非常にむずかしい競技ではありますが、みなさんの注目や応援が競技を支える力になります。

どうぞこれからも「ライフル射撃」を、注目、応援ください！！

アーチェリーの試合に出場して来ました！

こんにちは、吉乃もかです。令和6年10月13日にファインプラザ（大阪府堺市）で行われた「バリアフリーアーチェリー大会」に出場しました。

昨年10月に出場した「かごしま特別全国障害者スポーツ大会」以来実に一年ぶりの試合出場でした。昨年5月にJ-STAR6期生に選出されてライフル射撃を始めてからは、毎日毎日射撃の練習に明け暮れていたので、アーチェリーの練習時間が取れず、おのずと試合への参加が遠のいてしまっていました。

でも「アーチェリーももっとうまくなりたい！！」という気持ちはずっと変わらず、自宅での近射練習を継続してきた結果、今回なんとかアウトドアラウンド72射を射ちきってきました～。

いやぁ～最初から最後まで自分の射型に自信が持てないまま終わってしまいましたが、今後の試合出場に向けての第一歩をまた踏み出せたと感じます。

そして今回は、いつもコーチングしていただいている「アシストアーチェリー」の神先生のお父様が製作してくださった「車いすアーチャーサポートグッズ」が、自信を持てない私に勇気と力を与えてくれました！

車いす左側についているのは、セット～セットアップ時の体力消耗を軽減してくれるリム置き台「アシステージ」クンです。

車いすアーチャーの場合、セット、取りかけの際リムは地面に置くことになりますが、これだとセットアップの時に地面の高さから自分の肩の位置まで持ってくる間にかなり余計な力を使ってしまい、体力消耗の原因になります。そこでセットアップを楽にするために生まれたのがこの「アシステージ」クン。

2年前から試作に試作を重ね、ようやく実戦使用が可能になりました！

神パパ、本当にありがとうございます♪

そして今後長距離を射っていくために必要なスコープも、いちいち設置しなくても良いように、車いすに付けることができる「アシスコープ」クンも最近完成しました。こちらはまだテスト運用中なのですが、行射の邪魔にもならず良い感じで使用できています。車いすでリカーブボウを射るのは結構大変な作業なんですね。

それを少しでも射ちやすく、良い結果につながるようにとの願いを込めて作られたこれらのサポートグッズは「愛情でできている」

と言っても過言では無いですね(笑)。

これらのグッズが気になった方は、ぜひ「アシストアーチェリー」さんまで問い合わせてみてくださいね！

それでは今後もアーチェリーも射撃もがんばっていきますので、応援よろしくお願いいたします！！！

「わたSHIGA輝く国スポ」ライフル射撃　リハーサル大会

全日本社会人スポーツ射撃競技選手権大会に出場しました！

令和6年9月14日～16日のに大阪府能勢町にある能勢ライフル射撃場にて行われた、滋賀国スポリハーサル大会に行ってきました。

いままで″国体”と呼ばれていた国民体育大会が2024年から”国スポ”という名称に変更されました。来年2025年は近畿地方である滋賀県で開催されるんですが、ライフル射撃競技ではパラ競技は設定されておらず、私の障害クラスでは選考会にチャレンジすることすらできません。

それでも関西での大会の雰囲気だけでも味わいたい！！ということで日本ライフル射撃協会さんに無理言って出場させていただきました。

健常者のみなさまが集う会場に車いすの選手が現れたことで、大会役員の方々にはお手数をおかけしてしまったと申し訳ない気持ちでしたが、トップ選手の中で撃たせていただいた経験はきっと今後につながるものになったと確信しています。成績自体は目を背けたくなるような結果でしたが、これからステップアップするために必要な経験でした。競技中もそれ以外でもたくさんの方々にお世話になりました。もっと技術を磨いて、観客のみなさまが楽しんでいただけるような射撃ができるよう精進してまいります。

大阪スポーツ賞 優秀選手賞を授賞しました！

令和6年9月14日（土）大阪スポーツ賞授賞式に参加して来ました。

令和5年10月に鹿児島で行われた「特別全国障害者スポーツ大会」のアーチェリー競技で優勝した成績に対しての表彰です。

400名を超える様々な競技の方が授賞され、私もその中の一人に入ることができてとても嬉しく思います。

また次の年ではもっともっと良い結果で表彰していただけるように日々のトレーニングを重ねていきます。

今年は11月にパラ射撃の最高位の大会、第37回全日本パラスポーツライフル射撃競技選手権大会」行われます。

出場種目の優勝目指して努力してまいりますので、みなさま応援をよろしくお願いいたします！！